ライブ等で使うペンライト・サイリュームの構造

ライブ等で使うペンライト・サイリュームの構造 アイドルのライブ等でおなじみとなっている化学式のペンライトであるサイリューム。
ケミカルライトとも呼ばれているこれは本体を折る事によって発光する使い捨てのペンライトとなっています。
ではこの発光の構造はどういう物なのかというと、その秘密はサイリュームに使われている2つの液体にあります。
この2つの液体は片方がシュウ酸ジフェニルが溶けた液体でもう片方が過酸化水素が液体となっていて、普段は容器内の別々のポリエチレンの筒にそれぞれが入れられて密閉されているという構造になっています。
この時に容器を曲げる事によって2つの液体が入ったポリエチレンの筒が割れて、シュウ酸ジフェニル水と過酸化水素水が混ざって化学反応を起こす事になるのです。
この化学反応により1,2-ジオキセタンジオンという高エネルギー化合物が生成され、これが二分子の二酸化炭素に開裂する際にエネルギーを放出します。
サイリュームの光は、この放出されたエネルギーを近くにある色素が受け取って励起を起こす事で光を発した物となっています。

ペンライトとサイリウムの違いとは

ライブに行くときに必需品の一つがペンライトとサイリウムです。
ライブを盛り上げるためには必ず持っていきます。
ペンライトもサイリウムも色々な色があります。
用途に応じて色やデザイン、ペンライトかサイリウムかを選びましょう。
ペンライトとは、スイッチを入れたり切ったりすることで何度も使えます。
電池を交換することで、かなりの回数を使うことができます。
商品によっては、一つで色を変えたり光り方を変えることができるものもあります。
棒状のタイプも多いのですが、色々なデザインのものも多いのが特徴です。
文字の形や絵の形になっているものもあります。
サイリウムは電池を使っていない使い捨てのタイプです。
商品を折ったりすることで化学反応を起こし光るものです。
ある一定の時間が過ぎると光りがだんだん弱くなりしばらくすると光らなくなるものです。
色の種類も多いので、用途に合わせて色を選ぶことができます。
比較的安価なの物が多いです。